英語初心者が本格的に英語を勉強しようとしたとき、どのような流れで勉強するのか迷ってしまう方もいるでしょう。
私自身英語を勉強し始めの頃はどのような流れで勉強しようか迷いましたし、近道するためにまとめて勉強した挙句失敗し、一時は英語の勉強を諦めたこともありました。
英語の勉強において順番はとても大切です。
当記事では、勉強の順番を間違えて遠回りしてしまわないよう、英語の正しい勉強の流れについて紹介しています。
- 英語の基礎を勉強する順番
- 実践的な英語を勉強する順番
- 勉強のコツとおすすめのアプリ
Contents
英語初心者の勉強には順番が不可欠?

念を押すようですが、英語は正しい順番での勉強が不可欠です。
英語初心者がやりがちな間違った勉強の順番とは、
聞くだけで勉強
映画を見ながら勉強
英会話から勉強
上記のような勉強方法を、英語の知識があまりない状態で実践してしまうことです。
絶対に無理というわけではなく、英語初心者にとって上記のような勉強方法から始めると確実に遠回りになってしまうのです。
【聞くだけ・見るだけ・話すだけ】は英語初心者に向かない方法

「確実に」とまで言うのには理由があり、聞くだけ・見るだけ・話すだけではボキャブラリーが効率的に増えていかないのです。
聞くだけでは単語一つ一つを知らないので聞いても英文の意味を理解できないですし、
映画を見るだけでは英語独特のニュアンスを理解するのが難しく応用が効きずらいですし、
話すだけでは言いたいことを英語に変換できず会話にもならない可能性が高いです。
これらは英単語や英文のボキャブラリーが少ないことが原因で起こってしまう問題です。
「分からない部分があれば調べれば良いではないか!」と思われる方もいるかもしれませんが、英語初心者が始めの頃に覚えなければいけない英語は多いので、調べるために後戻り作業ばかりになってしまい最終的に勉強するのが嫌になってしまうでしょう。
これは私が初めに英語の勉強で挫折したときの経験談でもあります。
決して『聞いたり・見たり・話す勉強方法』の効果が薄いわけではなく、ボキャブラリーが少ないと効率的に勉強できないので習得に余計時間がかかってしまうのです。
(器用な方であれば、聞いたり・見たり・話すだけでも英語を学べるのかもしれませんが、英語が苦手で不器用な私ではほとんど効果がありませんでした…;)
英単語や英文の勉強から始めることは遠まわりと思われがちですが、ボキャブラリーをある程度増やしておくことで、基礎の応用や長文の勉強でもあまり躓くことなく理解度が格段にアップします。
英語の基礎を勉強する順番3ステップ

英語の基礎力を高めるために効果的な勉強の順番について紹介します。
基礎的な英語の勉強は面倒に感じるかもしれませんが、基礎を固めておくことで理解力が上がり、「なるほど!」と英語の勉強を進めていくのが楽しくなっていくはずです。
英会話でもTOEICでも基礎がとても大切になってきます。
なので、基礎的な英語力を高めてから実践的な英語の勉強へ移っていきましょう!
英語の基礎勉強の順番①英単語&発音

まずは、英単語を勉強していきましょう!
英単語はスペルを覚えるのも大切ですが、できれば同時に発音の練習もしておくと良いです。
私は1週間100単語ずつ覚えるよう勉強していきました。
流れとしては、始めの3日間はある程度のスペルを覚えるようにし、残りの4日間で発音を聞いて単語の意味を答えられるよう練習しました。
勉強を始めたばかりの時は「こんなに大量の英単語を覚えられる気がしない…。」と弱気でしたが、繰り返し練習することで1週間に100単語ずつ難なく覚えていくことができました。
(自慢ではないですが、これまでの経験からして私は決して暗記が得意な方ではありません。)
始めの2日は「何となくこんな意味だったかな。」と印象付けていくだけでも問題ないです。
繰り返すことで記憶に定着していきます。
普段の生活や仕事で使われる英語などあると思うので、関連づけて覚えていくとより覚えやすくなりますよ!
英単語の勉強は、繰り返し学習と日常生活との関連付けが効率的です。

英語の基礎勉強の順番②英語の文法

単語の次は英文の勉強です!
理由としては、英文に出てくる英単語を毎度調べていては、情報が多過ぎて文法まで頭が回らなくなってしまうからです。
なので、スムーズに英文の勉強を進めていくためにも、ある程度基礎的な英単語を覚えてから英文の勉強に進みましょう。
英文の勉強と言っても幅が広いですが、私のおすすめは副詞や形容詞といった品詞から勉強することです。
あえてここでは品詞について深掘りしませんが、英文を理解するために品詞の読み分けや使用法はとても重要になってきます。
『品詞』など専門的な言葉が出てくると少し気が引けてしまうかもしれませんが、あまり気構えることはありません^^
教科書に書かれているような難しい言葉で覚えなくても、
形容詞はモノや人(名詞)を飾る言葉
副詞は名詞以外を飾る、あってもなくても文が成立する言葉
など自分なりにわかりやすく解釈していけば覚えやすくなります。
中には「基礎的なことだから理解できている」と思っている方もいるかもしれませんが、長文になってくるほど「ここは形容詞を使ってよかったんだっけ?」と頭がごちゃごちゃになってしまうこともあるはずです。
品詞は英文で重要な役割なのでTOEICなどのテストでも狙われやすいです。
なので、この先TOEICを受けようと思っている方であれば品詞に関する勉強は不可欠になってくるはずです。
テストだけでなく日常英会話でも必須なので、品詞を理解した上で関係代名詞や過去分詞などについて勉強していきましょう!
英文の勉強は、面倒だけど品詞から覚えることで英文の理解力を格段にアップさせることができます。

英語の基礎勉強の順番③リスニング

3番目はリスニングの練習です。
リスニングは英単語を覚える際一緒に練習してもいいでしょう。
リスニングが得意な人もいれば苦手な人もいるでしょう。
英語を聞き取れない要因として『発音を知らない』ことが大きな要因として挙げられます。
英語の発音には、日本語では使われない発音方法が6つほど存在します。
「いくらリスニングの練習をしても全然聞き取りが上手くならない…」と悩んだり挫折してしまう人がいますが、
原因は英語を聞き取るのが苦手なのではなく英語ならではの発音を知らないからなのです。
発音を学びリスニングの練習を進めると、「聞こえにくかったけど、この発音使っているからこの英単語のことかも」と少しずつ耳が慣れて聞き取れるようになっていきます。
リスニングの練習をする場合は、英語ならではの発音を理解した上で英語を聞いて耳を慣らすことで効果的にリスニングを上達させていくことができます。

実践的な英語を勉強する順番

基礎的な英語の勉強がある程度終わったら、次のステップとして実践的な英語を勉強していきましょう!
実践的な英語とは、会話したりメールや手紙を書くなど実際に使っていくための英語のことです。
実践的な英語は日常生活だけでなく、ビジネスシーンにも役立てていくことができます。
英語を話すコツなども紹介しているので、これから英語の基礎を勉強していく方にとっても参考になるはずです。
実践英語①スピーキング(聞く&話す)

スピーキングは英語学習において一番の難関と言えるでしょう。
これまであまり英語に触れてこなかった方にとって、日本語から英語への変換はとても難しいです。
英語を勉強し始めの頃は、なかなか英文がパッと頭に浮かんできません。
言いたいことはあるけど、「英語への変換に詰まってしまう、なんて伝えればいいのか分からない」といった状況に陥ってしまうのです。
英語の棒読みならまだしも、ネイティブの発音で話すとなるとどうしても詰まってしまうのです。
ネイティブの発音とは、『R・F・V・TH』など英語独特の発音のものです。
ネイティブスピーキングのコツ

ネイティブ発音でのスピーキングのコツはリズム感です。
外国の人が話すのを聞いていると、話し方に抑揚がついて少しふざけたように聞こえるかもしれませんが、実はその抑揚こそがネイティブスピーキングの鍵となってきます。
スピーキングの練習は、英語を話せる人とひたすら英会話を繰り返すことです。
そしてスピーキングの練習環境として役立つのが、英会話スクールやオンライン英会話など英会話専門のサービスです。
英会話専門のサービスでは、様々なシチュエーションでの英会話やネイティブの発音を勉強することができます。
スピーキングのポイントは、日本語の英語への変換とリズム感です。
英会話専門のサービスを使うことで上達も早くなります。

実践英語②ライティング

ライティングの勉強が必要なのは、主にビジネスシーンで使う可能性がある方でしょう。
これまでの流れ通り勉強していれば、日常的なライティングは少し練習すれば身についていきます。
気を付ける点として、仕事で使われるライティングはメールが主だと思うのですが、長い英単語やよく使われる文は省略されることが多々あります。
省略して使われる言葉は会社によって違いますが、よく使われる簡単な省略語もあるので、よく使いそうなものだけでも勉強しておくといいかもしれません。
さらに、ビジネス英語と呼ばれる仕事ならではの英語も存在ます。
ビジネス英語とは、お客さんや上司への話し方など仕事ならではの英会話や、意味は同じだけど日常的な英語よりも少しかしこまった英語を使うことです。
今後仕事で英語を活かしたい方であれば、基礎的な英語を勉強した後にビジネス英語を勉強しておくといいでしょう!
日常生活で使われるようなライティングであれば、基礎から順番に勉強しておけば少しずつ実践することで慣れてきます。
英語を仕事で使う可能性のある方は、ビジネス英語や省略系の言葉を重点的に勉強することをおすすめします。
英語の勉強を順番にこなしていくためにおすすめのアプリ

英語を勉強する流れが分かっても、英単語・英文・リスニングをそれぞれ何を使って勉強するか悩むかもしれません。
そこで、特にこだわりがない方であれば、スタディサプリ TOEIC®︎TESTをおすすめします。
私自身英語の学習に利用しているのですが、基礎的な英単語と英文はもちろんのこと、リスニング練習や英文の応用方法なども用意されています。
基礎的な英語だけでなく、名前の通りTOEICに特化した内容となっているのでTOEIC対策にもなりますし、日常英会話のレッスンも無料で利用することができます。
スタディサプリ TOEIC®︎TESTは有料アプリになるのですが、英語の基礎と応用を網羅して説明もそれぞれ詳しく準備されているので、迷うことなく順番に勉強していくことができるでしょう。

英語を勉強する正しい流れまとめ

英語を勉強する流れにおいてのコツは以下の通りです。
- とりあえず始めはボキャブラリーを増やす
- 英語の基礎から勉強する
- すぐに英語が上手くなりたいからと焦らない(長期的な目線で勉強していく)
英語がなかなか上達しないからと焦る必要はありません。

焦ってしまうと勉強に集中することができなくなるので、余計覚えが悪くなり、英語を勉強する意欲がどんどん減ってしまいます。
他人と比べる必要もありません。
習得まで時間がある程度かかるのは仕方ないので、長期的な目線で勉強をしていくようにしましょう!(英語は完璧になってからでなくとも、覚えながら英語を使っていくのもアリです。)

それでは、さいごにおさらいもかねて当記事の内容を簡単にまとめておきます。
英語の基礎勉強の流れまとめ
- 英単語&発音
- 英文
- リスニング
英単語の勉強は、繰り返し学習と日常生活との関連付けが効率的です。
英文の勉強は、面倒だけど品詞から覚えることで英文の理解力を格段にアップさせることができます。
リスニングの練習をする場合は、英語ならではの発音を理解した上で英語を聞いて耳を慣らすことで効果的にリスニングを上達させていくことができます。
実践的な英語の勉強の流れまとめ
- スピーキング
- ライティング
スピーキングのポイントは、日本語の英語への変換とリズム感です。
英会話専門のサービスを使うことで上達も早くなります。
日常生活で使われるようなライティングであれば、基礎から順番に勉強しておけば少しずつ実践することで慣れてきます。
仕事で使う可能性のある方は、ビジネス英語や省略した専門用語を重点的に勉強することをおすすめします。
英語を順番に勉強していくためにおすすめのアプリはスタディサプリ TOEIC®︎TESTです。
