英語を効果的に勉強するにはコツがあります。
勉強を続けていればコツを掴むこともできますが、勉強についていけずコツを掴む前に挫折してしまう人が多いです。
当記事で紹介するコツとは、発音や文法のノウハウなど実践的な内容ではなく、挫折の原因や勉強方法に何が欠けているのか特定し根本から改善していく知識的なコツになっています。
勉強方法を根本から見直すことで、挫折する可能性を大幅に下げ理解を深めることができるので、実践的なコツよりも優先すべき内容なのです。
英語の勉強で挫折しやすい原因と勉強のコツを事前に知っておくことで、効率の良い英語学習に繋げていきましょう!
- 英語学習で挫折してしまう原因
- 英語を勉強するコツ
- 勉強する順番の見直し
英語の勉強で挫折しやすい原因は”知らないこと”

英語を勉強していると「何でこれだけ勉強しているのに英語が上達しないのか…」と思うこともあるでしょう。
結果、挫折する原因に繋がってしまうのですが、上達しない理由は能力に関係しているというよりも”知らないこと“にあるのです。
英語を聞き取れない【ボキャラリーや発音方法を知らない】

英語を聞き取れずリスニングが上達しない原因は、単語や英文のボキャブラリーが少なく、英語独特の発音方法を知らないことです。
単語や英文を知らなければ意味がわかるはずもないですし、英語独特の発音方法はいくつか存在するので聞くだけで全て理解するのは困難です。
このような理由から、ボキャブラリーが少なかったり英語独特の発音を知らなければリスニングを徹底的に練習したとしても一向に上達することができません。
なので英語の聞き取りを上達するには、まずボキャブラリーを増やし発音方法を知ることが求められます。
英語を上手く話すことができない【英語独特の発音・リズムを知らない】

英語を上手く話せない原因は、英語独特の発音とリズムを知らないことです。
なので英語をある程度勉強し、実際に試してみようと話すものの全然通じないことは往々にあります。
英語の発音には、繋がったり・弱かったり・スペル通りには発音しなかったりするものがあります。
これが日本人に通用しても、英語ネイティブの人には通用しない理由です。
リズムはイメージしやすいかもしれませんが、ネイティブの英会話は抑揚をつけて流れるように話しています。
あのリズムは決して陽気なだけでなく、ネイティブの発音をするには抑揚が大切だからです。
実際に英文をネイティブの発音で声に出してもらえばわかるのですが、噛んだりドモってしまったりして思うように話すことができません。
リズムを意識することで、聞き取ってもらいやすくなり話しやすくもなります。
英会話を上達するには、英語独特の発音とリズムを知ることが求められるのです。
知らないと間違った方法で英語を勉強してしまう

上述したように、知らない状態で勉強を進めれば間違った方法を実践する可能性も高くなります。
例えば英語初心者が、
聞くだけで英語を習得する
話しながら英語を習得する
このような方法では遠回りになってしまいます。
完全に間違いではないのですが、遠回りをしてしまうと挫折する可能性を高めてしまうだけです。
なので、まずは知らない状態を脱出してから次のステップに進むことをおすすめします^^
英語を勉強する6つのコツ

ここでは英語を勉強するコツを6つほど紹介します。
コツを意識して始めることで、勉強を進めるルートが自然と見えてきます。
これから英語の勉強を始める方は指標として、すでに勉強を始めている方は見直しとして参考にしてみてください^^
英語のコツ①英語独特の発音を知る

英語には以下のような発音方法が存在します。
- 弱く発音する単語(TheやOurなどの代名詞)
- 単語と単語を繋げて発音(will not→won’tなど)
- 単語の一部を発音しない(文中や末尾のLなど)
- スペル通りではない発音(prettyをプリリーなど)
- 前後の単語が混ざった発音(would youをウッジューなど)
単語を出せばキリがないのですが、これらの発音の存在を事前に知っていれば、全然聞き取れなかった英文も練習を重ねることで聞き取れるようになっていきます。
むしろ知らなければ、どうしてそのような発音になるのか理解できず、いつまで経ってもリスニングやスピーキングが上達しません。
前もって頭に入っていれば、「ここの聞き取りにくい発音はあの発音方法が使われているのかな?」と答えを導き出すことができます。
英語のコツ②英語のボキャブラリーを増やす

英語のボキャブラリーとは、英単語と英文のことです。
単語さえ知っていれば、運が良ければ話が通用することもあります。
単語や文法を覚えるのは一番面倒に感じると思いますが、勉強が進むにつれて効果を実感できるはずです。
英語学習は、とにかくボキャブラリーを増やすことから始めましょう!
英語のコツ③英語はリズムが大切(リスニングもスピーキングも)

恥ずかしいかもしれませんが、英語の習得にリズムは欠かせません。
英語が流暢な人は、ネイティブな発音はもちろんのこと、リズムをちゃんと意識しているからです。
『郷にいれば郷に従え』という言葉があるように、英語を習得したいのであれば英語のスタイルを身につけることが大切ということですね^^
英語のコツ④英文は品詞から勉強する

英語の基礎を固めるために、知ったつもりの知識はできるだけ排除していきましょう。
英語はニュアンスの意識がとても大切です。
なので知っていたとしても、ひとまず英文の基礎である品詞の勉強から始めることをおすすめします。
もしかすると「なるほど!」と思える内容があるかもしれません。
英語の理解を深めるためにも、基礎はしっかりと固めておきましょう!
英語のコツ⑤英語は現在・過去・未来の明確な切り分けが大切

英語はニュアンスが大切ですが、話したいことが現在のことを言っているのか、過去のことを言っているのか、未来のことを言っているのか時制を明確にしなければなりません。
もし英語で会話をして「発音バッチリなのに何で伝わらないの?!」という状況があったとしたら時制が問題になっているかもしれません。
英語ではハッキリと今なのか過去なのか未来なのか伝える必要があります。
そのためにも、過去のことなら動詞(be動詞含む)の過去形を使い、未来のことならwillやgoing toなど未来を表す単語を使うよう心がけてみましょう!
英語の伝わり方が格段に変わってくるはずです^^
英語のコツ⑥英語で苦手なものは抽出する

勉強だけではないですが、人は苦手なものを放置しがちです。
そこであえて苦手なものを抽出し、徹底的に勉強することで克服していきます。
はじめは難しいと思われるものでも、正面から挑んでみると案外あっさり克服できるのものです。
問題なのは、苦手なものが積み重なってしまうことです。
あまりにも苦手なものが増えると、嫌気がさして克服する気も起きなくなってしまいます。
品詞だったら品詞について一通り勉強してから、仮定法だったら仮定法を一通り勉強してから苦手だったことを抽出してみましょう^^
苦手意識の克服は英語学習においてかなり重要なポイントです。
英語の勉強には順番が大切【さらにコツを活かす】

ここまで英語を勉強するコツを紹介してきましたが、勉強の順番を見直すことでコツを最大限に活かすことができます。
間違った勉強の進め方として、
自分がリスニング苦手と思うからリスニングの練習
文法覚えないと話せないだろうから文法から勉強
このように人により勉強の進め方がまちまちになってしまうことです。
個人差があるのでどれから勉強してもいいのですが、ステップを飛ばしてしまうと知識が足りないのでどうしても後戻り作業になりがちです。
効率的に英語を習得するためにも、順番を意識して勉強を進めることをおすすめします。
英語学習の順番を簡潔にまとめると

英語の勉強する順番を簡潔にまとめると以下の通りです。
- 英単語を覚える
- 英文法を覚える
- リスニングの練習
- スピーキング
- ライティング
このような流れで勉強を進めることで勉強の後戻りを少なくでき、効率的に勉強を進めることができます。
詳しくは、英語の正しい勉強の流れ【聞く・見る・話すだけの勉強は効果がない】で紹介しているので気になる方はご覧になってみてください^^
英語を勉強するコツまとめ

当記事では、英語を勉強するコツについて紹介してきました。
英語を勉強するコツを活かすことで、時間や勉強の無駄を減らし効率的に勉強を進めることができます。
私自身一度は挫折を経験しました。
英語を習得するだけでなく挫折してしまわないためにも、英語の順番とコツを参考にしてみてください^^