英語の勉強を始めようにも、英会話スクール・英語教材・英語学習アプリなど勉強の方法は様々でどれを選べばいいのかわからない方もいるでしょう。
英語をどんな方法で勉強し始めるかによって学習効率や習得スピードは変わってきます。
誤った方法で勉強してしまうと英語の習得まで時間がかかり、効果をあまり感じることができず、結果的に心が折れてしまうことにもなりかねません。
自分に合った英語の勉強法を選ぶことで、効果的に英語を習得していきましょう!
- 英語の勉強の種類と特徴
- 英語初心者が自分に合った勉強法を選ぶ基準
英語勉強法の種類と特徴

まずは、英語の勉強方法と特徴について解説していきます。
各方法ごとに特徴をリスト化してまとめているので、すでにご存知の方や全てを見るのが面倒な方は飛ばしてリストだけでもご覧になってみてください^^
英語教材「読み解く力が向上する」

英語教材とは、『はじめての英語』のような英語学習用の本タイプの教材のことです。
主にリーディングやライティングの勉強におすすめの方法です。
教材によっては、本の内容に合わせたリスニング学習用のCDが付いているものもあります。
英語教材は一度買ってしまえば追加でお金を払うことなく何回でも見返せますし、電波の有る無しに左右されることなく自分のタイミングで勉強できることがメリットとして挙げられます。
デメリットとしては、勉強するには教材を持ち歩く必要があり、書いてある内容だけで勉強し理解しなければならないということです。
本となるとどうしても荷物になってしまうので、バックか何かに入れて持ち運ぶ必要があります。
なので、普段バックなどを持ち歩かない方からしたら不便かもしれません。
そして、これは個人学習では逃れようのないことなのですが、教材に書いてある内容だけを参考に英文を読み解かなければなりません。
英語はボキャブラリーが増えるほど意味の捉え方が大切になってくるので、一つの例えしかない教材では理解度を深めることは難しいです。
英語教材で勉強される方は、教材の選び方も重要な鍵となってくるでしょう。
英語教材の特徴まとめ
- リーディングやライティングの勉強におすすめ
- 一度買えばずっと使える
- 自分のタイミングで勉強出来る
- オフラインで勉強可能
- 持ち歩きが不便(場所が限られる)
- 教材に書いてある内容を自分で読み解く必要がある
- 自分で答え合わせしなければならない
英語勉強アプリ「どんな学習にもおすすめ」

英語学習用のアプリには、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングなど様々な学習内容に対応するものが存在しています。
気になる料金ですが、無料のものもありますし、有料のものであればアプリ内課金・月々定額課金制のものまであります。
英語アプリの無料と有料の差として、クオリティ面は言わずものがなですが、特にサービス面において差が出てくることが多いでしょう。
無料の英語アプリは放置型の単語学習タイプが多いですが、有料の英語アプリであればユーザーの質問や疑問に答えてくれるサービスや、他のユーザーの意見や覚え方などを反映してくれるものまであります。
無料と有料どちらを選ぶかはお好みですが、有料アプリであれば個人学習のデメリットである『自分で理解し読み解かなければならない』という悩みを減らすことができます。
英語勉強アプリの大きなメリットとしては、いつでもどこでもスキマ時間を利用して勉強できるということです。
今はスマホを持っていない方は少ないですし、肌身離さず持っている日常品の1つです。
「仕事から帰って勉強するのは嫌だな…。」なんて方は休憩時間や食後のスキマ時間を有効活用することで効率的に勉強することができます。
英語アプリのデメリットとしては、オンラインでないと機能しないものがあったり、クオリティの高いものは有料の可能性が高いということです。
ネットを利用するものほど情報が反映されやすいですが、仕事や学校の環境次第ではオフライン下での勉強ができないと不便な方もいるかもしれません。
料金面では、無料で質の高いアプリもありますが、多彩な学習機能やユーザー対応付きのサービスがあるアプリのほとんどが有料です。
英語アプリは個人の勉強方法として効果的ですが、生活する環境や使えるお金と照らし合わせることで後悔しない選択が求められます。
英語勉強アプリの特徴まとめ
- スマホやタブレット(PC)があればOK
- どこでも自分のタイミングで出来る
- スキマ時間を使える
- 勉強できる内容の幅が広い
- ユーザーの意見が反映されやすい
- 目標時間が設定可能なアプリもある
- アプリによって使用環境がオンラインのみ
- クオリティの高いアプリは有料の可能性も
- スマホやタブレット(PC)が必要
英会話スクール「まずはボキャブラリーを増やしてから」

英語の勉強となると始めに英会話スクールで学ぼうとする方も多いのではないでしょうか。
英会話スクールでは、担当の先生から直接教えてもらえるので質問があってもすぐに解決することができ、勉強の方向性に関しても不安であれば英語のプロに直接相談することもできます。
ここまでの内容で初心者の方におすすめの勉強方法と思われるかもしれません。
ですが実は、英語初心者では英会話スクールの効果を十分に得られない可能性もあります。
なぜかというと、英語の勉強し始めでは英単語や英文のボキャブラリーが少ないからです。
英会話スクールの目的は、ネイティブのように英会話をスムーズに話すことや、仕事で使われる英会話を学ぶことにあります。
英単語や英文を一から教えてもらうわけではないので、ボキャブラリーを増やすことに精一杯になって英会話を学ぶまでに心が折れてしまう可能性も考えられます。
さらに、実際の教室で先生から直接英会話を学ぶので、他の勉強方法と比べると料金が割高になります。
なので、「使った時間とお金の割に英語力がほとんど身につかなかった。」という結果を招いてしまう可能性もあります。
英会話スクールは、ある程度英語のボキャブラリーがあって、次のステップとして英会話の習得を目指す方であれば効果的に活かすことができるでしょう^^
英会話スクールの特徴まとめ
- 分からないことはすぐに解決できる
- 不安なことはプロに相談できる
- 一人で勉強しなくていいから心強い
- 英会話に特化して勉強できる
- 先生次第ではネイティブな英語を勉強できる
- 他の生徒がいれば協力して勉強できる
- 英会話の教室に通う必要がある
- 勉強時間が決まっている
- 他の勉強法と比べると割高い
- 効果的に使うには基本的な英語力が必要
オンライン英会話「気軽にネイティブと話せる」

オンライン英会話は、『英会話スクールのネットバージョン』という認識を持たれがちですが実は異なる点が多いです。
その名の通り英会話に特化したサービスなので、英会話スクール同様ある程度英語力を身につけて始めることで大きな効果を発揮することができます。
英会話スクールとの相違点の一つとして、オンライン英会話の多くでは各国のネイティブの先生を作用されています。
なので、現地でよく使われる英語や日常会話のコツについて細部まで聞くことができ、海外へ行く前のウォーミングアップとしても役に立てることができます。
さらに、先生を変更することができるので、自分好みの先生を見つけることで勉強意欲の向上にも繋がるでしょう。
中には日本人の先生もいるので、不安な方は最初に日本人の先生を指名することで勉強の流れなど確認することもできます。
英会話スクールとの大きな相違点として、ネットを介して先生と繋がるので場所も時間も制限されることなく英語の勉強ができるということです。
運営時間も朝から夜遅くまで対応しているオンライン英会話もあるので、
英語の勉強をしたいけど通う時間がない
交代制の勤務だから英会話スクールの時間と合わない
という方でも時間を気にすることなく自分のタイミングで英語を学ぶことが可能です。
ネット経由で勉強するので、スクールに出向く必要なく家で英会話を学べるという点もありがたいですね^^
料金は比較的安く、中でも安いものであれば月々2,000円代から始めることができます。
ただし、英会話スクール同様ある程度の英語力がなければボキャブラリーを増やすことに時間が割かれてしまい、オンライン英会話で得られる効果を最大限に活かすことができません。
勉強時間は30分コースや60分コースなどあり、スキマ時間を活用できる反面、勉強時間に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
オンライン英会話は、ある程度英語のボキャブラリーがあり、英会話力をリーズナブルに習得したい方や、英語を勉強したいけど時間を作るのが難しいという方におすすめです。
オンライン英会話の特徴まとめ
- 外人と話せる(ネイティブ英語を見聞きできる)
- 自分のタイミングで勉強できる
- スキマ時間を活用できる
- スマホやタブレット(PC)などネットがあれば可能
- 家で英会話を学べる
- 先生を選べる
- 分からないことはすぐに質問できる
- さまざまなシチュエーションの英語を勉強できる
- 比較的安い
- 勉強時間に制限がある
- 効果的に使うには基本的な英語力が必要
- スマホやタブレット(PC)が必要
英語初心者が自分に合った勉強法を選ぶ基準

ここまで英語勉強法の種類と特徴について解説してきましたが、実際に選ぶとなるともう少し基準がないと迷ってしまうかと思います。
なので次に、自分の英語レベルに合わせた勉強法を選ぶ基準について紹介していきます。
英語を効果的に勉強していくためにもぜひ参考にしてみてください。
英語で得意なことはあるか(なくても大丈夫!)

リスニング・リーディング・ライティングなど英語の分野の中に、得意な分野があるかどうかで、どのような勉強法を選ぶかほぼ決まってきます。
英語初心者であれば、とりあえずボキャブラリー増やしに専念することをおすすめします。
ボキャブラリーを増やす勉強方法は、英語教材や英語アプリでしたね。
『聞き取れない・読めない・英語に変換できない』など英語の悩みの原因は”知らない”ことにあります。
発音を知らない・読み方を知らない・英単語を知らないということです。
なのでまずは、基礎的な英単語や英文を覚えてから次のステップに進みましょう!
基礎からの勉強は遠回りのように感じるかもしれませんが、英語は基礎の組み合わせなので基礎を知れば後は応用していくだけです。
リスニングや英語への変換がある程度可能な方であれば、次のステップとしてスピーキングの勉強へと進みましょう。
スピーキングの勉強には、実際に英語を話すことが最適です。
英会話スクールやオンライン英会話で繰り返し英語を話すことで、スムーズな英会話力を身につけることができます。
映画を見て英語レベルを確認

自分の英語レベルが分からないという方は、洋画を字幕なしで見ながらどこまで理解できるか試してみるのもアリです。
半分以上理解できないのであればボキャブラリーが足りていない証拠なので、まずはボキャブラリーを増やすことから始めましょう。
英語のレベル確認におすすめの洋画はフルハウスなど日常会話を多用する映画です。
アクション映画などは専門的な英語を使うことも多く、英語レベルの参考にすることが難しいからです。
映画は英語レベルの確認だけでなくリスニングのトレーニングにもなるので、映画を楽しむついでに一度ご覧になってみてください^^
英語学習にどれだけお金を使えるか【無理せず本気度に合わせる】

どんな勉強にも言えることですが、お金を使うことでよりクオリティの高い学習を受けることができます。
クオリティの高い勉強ができるということは、英語を習得するまでの期間も短く済むということです。
習得までの期間が短ければ短いほど、途中で心が折れること可能性を減らし、達成した結果を自信に繋げることもできます。
なので、月に数千円でも英語の勉強に投資できる方は、無料ではなく有料のサービスを使うことをおすすめします。
ただし、お金を英語の勉強に使う余裕がない方も少なくないはずです。
そんな方は、アプリなど無料の英語学習サービスで始めつつ、物足りない分野は教材などにお金を使って補っていくという勉強方法もあります。
ボキャブラリー増やし・スピーキング学習におすすめの勉強法

ボキャブラリー増やしにおすすめの勉強法は英語アプリです。
英語教材でも良いのですが、英語アプリはスマホさえあればできますし、寝る前の復習も手軽にできて便利です。
始めから有料でなくても、無料のものから始めて、英語レベルが上がって無料範囲では物足りないと感じてきたら有料アプリに変えるか少しずつ課金していけば問題ありません。
スピーキングの勉強法としては、料金と手軽さを考えるとオンライン英会話がおすすめです。
無料お試し期間付きのものも多いので、気になる方はとりあえず試してみることもできます。
家で手軽にできるというメリットは大きいですね^^
自分に合った勉強法の選び方と基準まとめ

当記事では『自分に合った英語の勉強法の選び方』について紹介してきました。
さいごにおさらいも兼ねて簡単にまとめておきます。
記事の終わりにTOEICの勉強方法についても少し紹介しています。
英語勉強法の選び方まとめ
英語初心者であれば、まずはボキャブラリーを増やす勉強から始めましょう!
ボキャブラリーの増やし方として、英語教材や英語アプリを使うことをおすすめしますが、お金に余裕がある方は有料の英語アプリを使うことをおすすめします。
英語中級者でボキャブラリーがあり多少リスニング可能であれば、スピーキングの勉強として英会話スクールやオンライン英会話がおすすめです。
TOEICの勉強方法を簡単に紹介
もしもTOEICの勉強をしたいのであれば、TOEICに特化した参考書で勉強することをおすすめします。
TOEICはテスト時間がかなり短く、英語の理解力だけでなく時間との戦いにもなります。
英文を早く読み解くにはコツが必要なので、通常の勉強法では上手くいかない可能性が大きいです。
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