当記事では、英単語を効率よく覚えるおすすめの方法について紹介します。
ですが、英単語を覚えるのは苦痛なだけでなく中々頭に入っていきません。
下手をすれば、英単語を覚える前に心が折れてしまうこともあるでしょう。
なので、ボキャブラリーアップはできるだけ効率よく済ませ、余った時間を他の英語学習に使うことが望ましいです。
当記事では、英単語学習でやりがちな失敗のポイントを押さえた上で、英単語を効率よく覚える方法について紹介していきます。
英単語を覚えるのが苦手な方や、ボキャブラリーを効率よく増やしたい方はぜひ参考にしてみてください^^
- 英単語学習でやりがちな失敗
- 英単語を効率よく覚える方法
- 英単語をより記憶に定着させる方法
英単語学習でやりがちな失敗や勉強方法3つ

英単語はただ覚えるだけだと思われがちですが、意外と知らない失敗しやすい勉強方法が存在します。
英単語を効率的に覚えるには、これらの勉強方法はできるだけ意識して改善していく必要があります。
始めから『英単語を効率的に勉強する方法』だけ実践しても問題ありませんが、できるだけ効率的に勉強するため、これから紹介するやりがちな失敗には注意してみてください。
やりがちな失敗方法①英単語帳だけで勉強している

英単語を覚える基本の方法として挙げられそうな単語帳ですが、実は単語帳だけで勉強するのは非常に効率が悪いです。
単語帳での勉強は、いくらか英語を勉強した後自分が苦手な英単語を復習するために使うのには向いていますが、英単語を覚えるのであればまずは違う方法での勉強をおすすめします。
英単語帳の勉強効率が悪い理由は以下の2つです。
- 単語の正しい読み方や発音が分からない
- 単語の使い方が分からない
英単語を自己流の読み方や発音で覚えてしまうと、実際使おうとしても相手に通用しません。
せっかく覚えたのに使えなければ意味のある勉強とは言い難いです。
「後から変えていけばいい」と思われる方もいるかもしれませんが、始めから正しい読み方と発音で覚えてしまえば二度手間にならずに済みます。
これは経験談ですが、一度覚えてしまった英単語の読み方や発音は中々変えることができず、意識的に変えていく必要があるので意外と手間がかかります…。
英語が苦手である人ほど、単語とイメージをリンクさせることで覚えやすくなります。
英単語帳だけでは読み方や発音だけでなく、単語の使用方法まで把握するのも難しいので、英語初心者であるほど向いていない勉強方法なのです。
やりがちな失敗方法②英語は自己流の読み方で覚える

日本では英語が使われる場面が少なく、英単語を知らず知らず自己流の読み方で覚えてしまっている人がいます。
当然ながら、自己流や日本英語の読み方では海外では通用しないので、せっかく英語を覚えたのに実用性がとても低くなってしまいます。
英語初心者であるほど”始めだから”と適当に勉強してしまわず、英語ネイティブの読み方で覚えることで海外でも使える英単語を身につけていきましょう!
やりがちな失敗方法③英単語の使い方を知らない

英単語の使い方を知らずに英単語を覚えてしまっている人は非常に多いのではないかと思います。
まず、英単語だけで覚えるのは記憶に定着しにくいので勉強方法として効率が悪いです。
使い方まで覚えるのは遠回りと思われがちですが、ちょっとした使用例や関連英単語を知るだけで記憶に残りやすくなりますし、実際に英語ネイティブの方と話す場面でもパッと言葉が浮かびやすくなります。
実用的な英語を学びたい方ほど、使い方も含めて勉強することでスムーズに英語を習得することができるようになるでしょう。
英単語を効率よく覚える5つの方法

ここでは英単語を効率よく覚える方法を5つ紹介していきます。
英単語を効率的よくスムーズに覚えることで、英語に対する知識も豊富になり、残った時間を有効的に使えるのでその後の英語学習をより効果的なものにすることができます。
これから紹介する英単語を効率よく覚える方法を参考に、挫折しない英語学習に役立ててみてください^^
英単語を覚える方法①短期間で無理に覚えるのではなく繰り返し学習で

英単語を短期間で暗記するため、一度に覚えようと無理やり頭に詰め込むことは多いにあると思います。
この”短期間の無理やり学習“はテスト勉強では一定の効果があるかもしれませんが、実用的な英語を習得するのであれば向いていません。
理由は簡単で、無理やり頭に詰め込んだ英語は1週間もすれば記憶からジワジワ消えていってしまうので使いたい時に使えないのです。
英単語を長期的に覚えるのに効果的なのは、1週間単位で繰り返し勉強することです。
例えば、『決めた英単語50〜100単語を1週間毎日2セットずつリスニング込みで勉強する』という方法です。
私はこの方法を忠実に実践し、1週間100単語ずつ覚えることで1500単語以上の英単語を覚えることができました。
中には「通常の英単語の勉強方法じゃないのか」と思われるかもしれませんが、1週間続けて同じ英単語を繰り返し勉強することで、ほぼ確実に頭に定着させることができます。
以下のポイントを参考に実践することで、より効果的な英単語学習にすることができます。
英単語を繰り返し勉強するポイント

- 勉強期間は1週間ずつ
- 1日2セットで1回目はリーディング2回目はリスニング
- 苦手な英単語は毎回ある程度意識しておく
- 頭のスッキリしている時間に勉強
- 覚える英単語の学習が1周したら苦手なものを集中して勉強
勉強期間は1週間というのがポイントで、1〜2日目はなんとなく理解し、3〜5日目である程度覚えて、6〜7日目で記憶を確実なものにしていくことができます。
勉強はじめは全然頭に残らなくて覚えられるか不安かもしれませんが、勉強開始から数日経つと「この意味な気がする…!」と次第に頭に残るようになります。
英単語の繰り返し学習におすすめの練習方法は、1回目がリーディング、2回目はリスニングで覚えることです。
どちらも覚えておくことで、使える英語を習得することができます。
難しく感じるかもしれませんが、この方法でも1週間の繰り返し練習で問題なく覚えることができるはずです。
リスニングで英単語の繰り返し学習をするのであれば、英語アプリなどを活用することでどこでも勉強することができます。
とはいえ、無意識に繰り返し学習をしても効果は薄いです。
苦手な英単語はどうしても避けがちですが、あえて集中的に勉強することで克服していきましょう!
まとめて覚えると覚えにくい単語でも、個々で覚えることで割とあっさり克服することができます。

勉強に集中できる時間帯は人それぞれだと思います。
私は早朝だと頭がスッキリして勉強がスッと頭に入っていくので、覚える系の勉強はなるべく朝するようにしています。
勉強は時間があるときにするしかないですが、できるだけ頭がスッキリしている時間帯を狙って勉強するようにしてみてください^^
勉強時間はあるけどどうしても眠たくて集中できない場合は、一旦仮眠をとって集中できる状態を作るのもアリだと思います。
英単語を覚える方法②覚える英単語は目的に合わせる

英単語を覚えるのに、あまり意識せず出てきた英単語を覚えているという状態の人は少なくないはずです。
例えば、TOEICの勉強をしているのに日常生活の英単語を覚えていたり、日常生活の英語を勉強しているのにビジネス英単語を覚えていたり。
適当に教材を選んでいては、出てきた英単語が実際自分が使いたい場面で使えるとは限りません。
最終的には仕事と日常生活どちらでも役に立つ英語を学びたいところですが、まずは目的に合った英単語を覚えることをおすすめします。
どんな目的であっても、英語の基礎から勉強して基盤を固めることを忘れずに!
もしも今は具体的な目的がない方であれば、英語の資格取得を目的に勉強するのがおすすめです。
TOEICも英検も、日常生活と仕事両方の英単語をバランス良く勉強することができます。
いずれ新たな目標や目的が見つかれば、そちらに集中して勉強していけばいいでしょう。
資格を目的とすれば、英単語だけでなく英文法も必然的に勉強することができます。
目的があれば英文法の勉強も自然と取り組めるので、気持ちの面でも負担が少なくなります。
TOEICも英検も出題される英単語の傾向がある程度決まっているので、専用の教材やサイトやアプリで勉強することをおすすめします。

英単語を覚える方法③英単語に関連づけたり工夫することで覚える

英単語には語源があったり、関連した英単語があったり、読み方が独特な英単語が存在します。
英単語を覚える際は、それらを工夫しながら取り入れて記憶への定着を効果的にしていくことをおすすめします。
「読み方以外の知識を覚えるのは、余計覚えるのが困難になるのでは?」と思われるかもしれませんが、実は覚える単語が多くなればなるほど単純に覚える方が困難になってしまうのです。
というのも、英語には似た英単語が多く、知識が増えていくほど混同してしまうのです。
これは私の経験談でもあり、勉強していた英単語にPやCから始まるものが多く、覚えるのに苦戦させられたのは大体PやCから始まる英単語でした…。
英単語を工夫して覚えるポイント&例【今すぐ使える4つのポイント】

英単語を工夫するポイントは以下のようなものです。
- 英単語の読み方と意味に類似点を見つける
- 単語と単語の組み合わせを見つける
- 意味に応じて日本語の文に混ぜて使う
- 語源が同じ英単語は品詞を意識して区別する
①英単語の読み方と意味の類似点の例を挙げてみると以下のようなものです。
英単語 | 読み方 | 意味 | 類似点 |
---|---|---|---|
postpone | ポストポーン | 延期する | 飛ぶようなイメージ |
cause | コーズ | 引き起こす | 引きずるイメージ |
rigorous | リゴレス | 厳しい | 厳かなイメージ |
これらはあくまで例えで、自分がイメージしやすいもので問題ありません。
英単語をイメージと結びつけることで、より簡単に頭から引き出すことができるようになります。
②単語と単語の組み合わせとは以下のようなものです。
英単語 | 単語① | 単語② | 意味 |
---|---|---|---|
precaution | pre(事前に) | caution(注意) | 予防策 |
miscalculation | miss(誤る) | calculation(計算) | 誤算 |
remind | re(再度) | mind(思い) | 思い出させる |
今回は王道的な英単語を紹介しましたが、自分が覚え易ければ自己流でも問題ありません。
英単語の中には、よくよく確認してみると意味に応じて分割できるものがあり、分割して意味を考えることで頭に入りやすくなります。
この勉強方法を習得できれば英単語を覚えるのも楽しくなっていくはずです^^
③意味に応じて日本語に混ぜて使うとは以下のように考えます。
このように英語を含んだ話し方は、ほとんどの方が日常的に実践しているのではないでしょうか。(例えば、アイスやヒーターなどのことです。)
難しい英単語でも、日本語の文章に入れることで親しみやすくなり記憶にも定着しやすくなります。
いかに自分の生活に投影するかがポイントです。
④語源が同じ英単語の品詞を意識して区別するとは以下のようなことです。
名詞 | 動詞 | 形容詞 |
---|---|---|
application(応募) | apply(応募する) | applicable(適用された) |
considering(考慮) | consider(考える) | considerate(思いやりある) |
relative(親戚) | relate(関連付ける) | related(関連した) |
上記のように語源が同じであれば、英単語の語尾から品詞を理解し意味を割り出すことが可能です。
あえてここでは紹介しませんが、英単語の語尾は品詞ごとに特徴があります。
なので、もしも初めて見た英単語でも、今まで覚えた英単語に関連したものがあれば意味を割り出すことができる可能性があります。
自分で導き出した答えほど記憶に定着しやすくなります。
初めて見た英単語だからとすぐに諦めず、覚えた英単語に似たものはなかったか一旦頭の中を整理してみることをおすすめします^^
語源を知るには辞書を引く必要があるので少し面倒ですが、語源が分かれば英単語をイメージしやすくなり覚えるのも容易になります。
英単語を覚える方法④自分に関連付けることで覚えやすくさらに実用的に

どのようなことでも自分に関連付けることで記憶に残りやすくなります。
自分に関連付ることでイメージしやすくなり、実際に使う場面を想定して覚えることができるようになるのです。
使う場面をイメージできれば、英単語だけではなく英文も理解しやすくなります。
英語初心者にとって英語はこれまで知らなかった言語なので、英単語だけでは中々自分ごとにできず頭に入っていきません。
自分ごとできない状態とは、実際に自分が使うことをイメージできていない状態のこと。
なので、英単語だけで覚えるのではなく、できるだけ英文とセットで覚えることをおすすめします。
覚える英単語を使うための英文だけ覚えればいいのです。
自分ごと化して英単語を覚えることで、使いたい時や使いたい場面でいつでも記憶から引っ張り出すことができるようになります。
英単語を覚える方法⑤少し覚えたらとりあえず使ってみる

覚えた英単語はとりあえず一度使ってみることをおすすめします。
使ってみると言っても、必ずしも誰かに向かって話す必要はありません。
独り言でもいいので、覚えた英単語を使って英文を作ってみるということです。
この方法はどちらかというと覚える方法というよりも記憶により深く定着させる方法に近いかもしれません。
英単語は意味だけで見ると類似した単語が多く、どれをどの場面で使えばいいのか分からなくなることがあります。
日常生活で使う英語だけであれば1つの英単語だけ覚えておけばいいかもしれませんが、仕事となるとシチュエーションごとに使い分ける手段を持っておいた方がいいでしょう。
なので、例文や洋画を見ることで実際に使われている場面を知り、英単語を自分のものにしていくことをおすすめします。
できるだけ早い段階で使い方を知っておけば、英単語の区別がしやすく実践にも強い英語力を身につけることができるでしょう^^
英単語を効率よく覚える方法まとめ

当記事では英単語を効率よく覚える方法について紹介してきました。
地味で嫌気がさしてしまう英単語学習ですが、英単語の覚え方さえ知っておけば効率よくスムーズに身につけることができます。
当たり前のことを言うようですが英単語は英語の基礎です。
英単語を身につけた数だけあらゆるシチュエーションに適応でき、場面によって言葉を選ぶことができるようになります。
まずは自分の目的に合わせた英単語を学び、余裕がでてきたら範囲を広げていってみてください。
英単語学習するのにおすすめの勉強方法

英単語を学習するためにおすすめの勉強方法は英語アプリです。
英語アプリであれば、いつでもどこでも勉強することができるので、自分のタイミングに合わせて勉強しやすいです。
特に英単語の勉強はあまり時間が掛からずスキマ時間に実践しやすいので、英語アプリとの相性がいいのです。
英単語アプリにも様々な種類がありますが、できるだけ効果的に勉強するためにも英文での使用例やリスニング機能が付いたものをおすすめします
英語アプリを活用することで、スムーズに英単語を身につけていってみてください^^
