TOEICは英語力の証明方法として有名ですが実際どのようなものなのか?
種類はあるのか?
期限はあるのか?
資格なのか?
具体的に知らない方もいるのではないかと思います。
当記事では、TOEICの詳細や種類、どんな場面で役に立つのかについて紹介しています。
TOEICに興味があって「これからテストを受けてみようかな」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
- TOEICとはどんなものなのか
- TOEICの種類
- TOEICの申し込みまでの流れ
- 試験日に準備するもの
TOEICとはどのようなもの?

TOEIC(トーイック)には有効期限がありますし、TOEICを受けたい全ての人が必ず受けられるわけではありません。
いざTOEICを受けようとした際、戸惑ってしまわないよう事前にTOEICについて確認しておきましょう。
TOEICとは世界的に認められている英語力テスト
TOEICは国際コミュニケーション英語能力テストと呼ばれ、言わずもがなですが世界的に知られた英語力の基準となるテストです。
テスト内容を簡単に説明するなら、日常生活においてのコミュニケーションと仕事で使われる英語(ビジネス英語)を検定するものとなっています。
つまり、TOEICで高得点を取ることでコミュニケーション能力やビジネス英語力の高さの証明となるのです。
定期的にテストを受けることで、勉強の成果や英語力の上達具合を確認することもできます。
TOEICの満点は990点【スコアの内訳】

TOEICは問題数が200問で満点が990点です。
TOEICのListening&Readingコースを受けた場合の内訳は以下の通りです。
TOEIC/Listening&Reading | スコア内訳(点) |
---|---|
Listening(聞き取り) | 495 |
Reading(読み解き) | 495 |
合計 | 990 |
問題数は200問で、リーディングとリスニングそれぞれ100問ずつ出題されます。
問題の数が多く感じるかもしれませんが、回答はマークシートによる選択形式なのでそこまで負担になることはありません。
TOEICのテスト時間
TOEIC Listening&Readingのテスト時間は合わせて約120分(2時間)です。
120分と聞くと「長いな」と感じるかもしれませんが、200問を120分で解くとなると簡単な話ではありません。
計算すると、1問を約66秒(200/120)で解かなければなりません。
ちなみにListening&Readingコースの時間の内訳は以下の通りです。
TOEIC/Listening&Reading | 時間内訳(分) |
---|---|
Listening(聞き取り) | 約45分 |
Reading(読み解き) | 約75分 |
合計 | 約120分 |
TOEICは英語の理解力も必須ですが、時間との戦いでもあるという心構えを持って挑むことをおすすめします。
年間開催されているTOEICの回数

TOEICは全国約80都市で行われ、年間開催されている回数は10回(2・8月以外)です。
申し込み日は開催日の約1〜2ヶ月前で、5日間の募集期間があります。
TOEICは月に約1回しか受けられず、申し込みも1〜2ヶ月前からなので早め早めに計画を立てていきましょう!
早めに計画を立てることで、勉強の計画も立てやすくなります。
TOEICの開催日や申し込み日については、TOEICの公式ページにてご確認ください。
TOEICには有効期限がある
TOEICはテストの結果が永遠に資格として残るわけではありません。
TOEICの有効期限は2年です。
TOEICの公式認定証が発行されて2年経つと効力が失われてしまいます。
なので、もしもTOEICの結果を就職や留学に活かしたいのであれば、受験してから2年以内でなければ意味がありません。
英語力を低下させない為にも、TOEICの力を活かしす為にも定期的にTOEICを受けておくといいでしょう。
TOEICの受験料金と支払い方法

TOEICの受験料は、税込みで6,490円です。
主な支払い方法は、クレジットカードとコンビニでの振り込みになります。
その他として、楽天ペイでも支払い可能となっています。
振り込み方法による簡単な特徴は以下の通りです。
TOEIC受験料の支払い方法 | 特徴 |
---|---|
クレジットカード |
|
コンビニ振り込み |
|
楽天ペイ |
|
受験地によってTOEICの開催日が違う
全国約80都市で受験可能ですが、地域によっては開催される回数が10回以下の場合もあります。
詳しくはTOEIC公式ページをご覧いただきたいのですが、受験可能な地域全てで年間10回のテストが開催されているわけではないのでご注意ください。
TOEICは受験したい人が全て受けられるわけではない?
開催状況次第では、申し込みした全ての人がテストを受けられない可能性があります。
全ての人が受けられない状況とは、受験の応募数が定員数を大幅に超える可能性がある場合などです。
TOEICの応募数が大幅に超えると予想される場合は、抽選形式で受験者が決められます。
抽選結果は登録したメール宛に連絡が送られてきます。

TOEICを受けようと意気込んで申し込みし、落選した場合のショックは大きいです。
TOEICは支払い方法がクレジット払いでなくても、インターネットで申し込みが可能となっています。
申し込み自体は簡単なので、もしも時間に余裕があって計画が立てやすい方であれば、とりあえず受験の申し込みを出しておくのもアリです。
TOEICの種類と特徴

一般的にTOEICといえばListening&Readingのことですが、TOEICはListening&Reading以外にも種類があります。
中にはTOEICを受験しようと思い調べたものの、何を受験すればいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
ここでは補足の意味も込めて、TOEICの種類と特徴を簡単に紹介していきます。
メインとなる【TOEIC Listening&Readingコース】

TOEICのメインとなるのは、Listening&Readingコースです。
よく企業の応募条件に掲載されている『TOEIC600点以上』などはListening&Readingコースの点数が600点以上ということになります。
なので、仕事や留学でTOEICを活かしたい方であれば、まずListening&Readingコースを受けることをおすすめします。
テスト内容はその名の通り、リスニング(聞き取り)とリーディング(読み解き)になります。
制限時間とスコアの内訳について再度記載しておきます。
TOEIC/Listening&Reading | 内容 |
---|---|
Listening(聞き取り) |
|
Reading(読み解き) |
|
合計 |
|
余裕があれば【TOEIC Speaking&Writingコース】

Listening&Readingコースが英語の基礎力の証明とするなら、Speaking&Writingコースは英語の実践力の証明となるでしょう。
実践力の証となる理由として、英語を日本語に変換するよりも、日本語を英語に変換することの方が数倍難しいからです。
すでにある程度英語力があったり、リスニングとリーディングは網羅的に把握できている方であれば、英語力を証明する材料としてTOEIC Speaking&Writingコースを受けるのもアリでしょう。
制限時間とスコアの内訳について記載しておきます。
TOEIC/Speaking&Writing | 内容 |
---|---|
Speaking(会話能力) |
|
Writing(英単語・英文理解力) |
|
合計 |
|
初中級者向け【TOEIC Bridge®︎Tests】
TOEIC Bridge(ブリッジ)®︎Testsとは、英語初中級者に向けてTOEIC(英語)への架け橋となるように、英語の基礎や自分の弱点を把握しやすいよう構成されています。
テストの内容は、現代のコミュニケーションシーンに合わせてSNSやビデオ通話などの日常英会話が中心となっています。
Listening&ReadingやSpeaking&Writingコースは日常生活含むビジネスシーンの英語力を測定する内容となっていますが、
TOEIC Bridgeのテストは日常生活で使われる英語なので取り組みやすい内容といえます。
TOEIC Bridgeは、就職や留学まで時間に余裕がある方や、とりあえず練習で試したいという方におすすめです。
TOEICの申し込み手順

ここでは、実際にTOEICを申し込むまでの手順を紹介します。
「TOEICを受けたいけど申し込みが面倒そうだから行動に踏み出せない」と思われている方も少なくないはずです。
順番通りに進めていけばスムーズにTOEICの申し込みを進めることができます。
まだ受けたことのない方はぜひ参考にしてみてください^^
TOEICの受験場所を決める
まずは、住んでいる近辺で開催場所がないか確認しましょう。
とりあえず最寄りの開催場所さえ分かっていれば、計画も立てやすくなります。
調べやすいよう地域別で開催場所へのリンクを貼っておきます。
TOEICの開催日を決める
最寄りの開催場所がわかったら、開催日を確認しておきましょう。
開催日は勉強を進めるための指針となります。
TOEICの公式ページを見れば、開催日と申し込み日を一目で確認することができます。

多くても月に一回しか開催されないので、開催日と都合の良い日を積極的にすり合わせてみてください。
TOEICを申し込む
TOEICを申し込む前に会員登録をします。
会員登録は無料で、TOEICテストの情報や抽選結果を受け取ることができます。
会員登録の内容は以下の通りです。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 出身国
- 母国語
- 電話番号
- 任意のIDとパスワード
5分もあれば登録完了できます。
次に会員ページへログインし、受けたいテストを選択します。

後の流れは以下の通りです。
- 個人でお申し込みの方or団体経由でお申し込みの方を選択
- 『受験申込』をクリック
- 地域を選択(地域名をクリック)
- 時間を選択し『申込』をクリック
- 申し込み内容の詳細表示(画面下の『次へ進む』をクリック)
- TOEICの注意事項の詳細表示(画面下の『同意する』をクリック)
- 支払い方法を選択する(画面下の『次へ進む』をクリック)
支払い方法についての詳細は、TOEICの受験料金と支払い方法で紹介しています。
受験票は試験日の約2週間前に発送されます。
TOEICの試験日に向けて勉強する
後は試験日に向けて勉強するのみです。
TOEICの対策本や教材は多々あるので、自分に合った方法で勉強を進めていきましょう。
勉強の進め方に関して困っている方は、こちらの英語学習の始め方の記事を参考にしてみてください。
TOEICについてまとめ

当記事では、TOEICとはについて紹介してきました。
TOEICの勉強方法としては、闇雲に英語の勉強をするのではなく、TOEICの対策が掲載されている参考書などを利用するようにしましょう。
TOEICは英語力だけでなく時間との戦いにもなるので、問題の解き方を理解して勉強を進める必要があります。
なので、勢いで勉強を始めてしまう前に、まずは自分に合った勉強方法を見つけることをおすすめします。
さいごにおさらいも兼ねて、当記事の内容を簡単にまとめておきます。
記事下にはTOEICで準備するものを紹介しています。
TOEICとはどんなもの?まとめ
- 英語の資格ではなく国際的に認められた英語認定テスト
- 年間開催されている回数は10回
- TOEICの有効期限は2年間
- 支払い方法はカードとコンビニと楽天ペイ
- 開催場所によって受験できる日が違う
- テストの受験結果が抽選形式の場合もある
TOEICは開催場所にもよりますが、2月と8月以外毎月開催されています。
タイミングを逃すと機会を失ってしまう可能性もあるので、できる限り申し込みは早めに済ませておきましょう!
TOEICの種類と特徴まとめ
- 受けるならまずはTOEIC Listening&Reading
- 次のステップとしてTOEIC Speaking&Writing
- とりあえず試したいならTOEIC Bridge
仕事や留学で活かしたい方はTOEIC L&Rを、自分の力を試したい方はTOEIC S&Wを、テストの練習や自分の英語力を確認したい方はTOEIC Bridgeを受験してみましょう。
TOEICのテストで準備するもの
- 受験票
- 証明写真(縦4㎝×横3㎝)
- 本人確認書類(免許証・学生証・パスポートなど)
- 筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル・消しゴム)
- 腕時計
テスト中に時刻のアナウンスはないので、腕時計も必ず準備することをおすすめします。